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塩をつけて海鮮を食べると醤油とは違う魚のうまみを
感じます。おいしさのあまり塩はついかけすぎて
しまいがちな調味料です。
取りすぎの血圧への影響も心配ですが、
自分本位な極端な減塩は体調不良を招くこともあります。
塩には大切な役割ありますので人間が
元気に生きていくために適度に摂取する必要があります。
今回はそんな人間にとって大切な本当に良い塩について
解説致します。
体に良い塩とは?
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体に良い塩とは一言にいえば、ミネラル豊富な
塩と言えます。
なぜなら
塩のミネラルの量は採取、製造方法で変わります。
現在の塩の採取方法は大きく分類すると3種類で、
岩塩、天日塩、せんごう塩(釜で炊いた塩)に分けられます。
その中で岩塩が世界的には6割の量を占めています。
古いと5億年前位の地殻変動などの自然環境の変化により
海水が取り残された塩湖ができます。
湖水が蒸発し塩分が結晶化してやがて地層になります。
それを地下から採掘したのが岩塩です。
さまざまな色がありまして、ピンク色のヒマラヤ塩は
日本でも有名です。
きれいなもの一部は天然のまま、不純物が多いと
せんごうして結晶化させます。
天日塩はメキシコやオーストラリア西側などで
つくられています。
雨が降らず乾燥している気候で砂漠が隣接している地域を
大規模塩田にして、自然の太陽熱や風を利用して
約2年位で塩をつくります。
ミネラルはありますが土や砂が多いようで主に工業用です。
食用には水にとかして再度結晶化させます。
日本は海水からせんごう塩をつくります。
海水は3%しか塩分を含んでいず、日本の雨の多い気候は
塩づくりには向かず苦労したようです。
つくり方は独特で、塩田でかん水(濃い塩水)をつくり乾燥させ
平釜で煮詰めるという二段階作業するので
大変な労力とコストがかかりました。
1971年に塩田が廃止になり、イオン交換膜法により電力で塩が
できるようになります。
今までより容易に清潔な塩が手に入るようになりましたが、
塩化ナトリウムに特化された精製塩となりました。
ですが、ミネラル入りの塩の重要性を訴える活動や、
1985年に日本専売公社が民営化されたこともあり、
再度ミネラル入りの塩づくりができるようになりました。
ミネラルは体中で作れませんので、口に入れるもので
賄うほかありません。
以前のような塩田で天日を利用し平釜で炊く塩づくりは
海水のミネラルを豊富に含みますので、
体内で塩分調整をする体に良い影響を与えることができる塩と言えます
体に良い塩の効能効果は
人間を組成している元素は、酸素、炭素、水素、窒素で
96%を占めています。
その他4%の元素のことをミネラルと呼びます。
ミネラルの占める割合は微量ですが、確認されている数は
100以上もあり、特に重要な16種類を必須ミネラルと呼びます。
広く知られている骨の成長や強化などに関わるカルシウムも
必須ミネラルの1つです。
ミネラル豊富な塩にはナトリウム、マグネシウム、カリウム、
カルシウムなどが含まれます。
私たちの体は60億個ともいわれる細胞でできています。
その細胞と細胞の間に細胞外液がありますが、その中でナトリウムは
浸透圧の調整をしています。
マグネシウムは筋収縮や血圧を整える、
カリウムは細胞内液の浸透圧の調整をして塩分の排出や血圧を
安定させる作用をします。
その他いろいろの重要な役割を担っているミネラルの多い塩の使用は、
取りすぎた塩分のバランスを調節することが期待できます。
市販でおすすめの体に良い塩ランキング
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ミネラル豊富な塩は栄養価も高いですが、
塩味に甘さがあり味も複雑なうまみがあります。
1 粟國の塩 沖縄研究所
塩化ナトリウム71.7gマグネシウム1.530mg
カリウム560mgカルシウム550mg
平釜で30時間かけて煮詰め自然乾燥した天日塩です。
ナトリウム量は少ないがしっかりした塩味が特徴。
2 宗谷の塩 田上食品工業
塩化ナトリウム67.72gマグネシウム3.36g
カリウム1.00gカルシウム1.12g
海の自浄作用を利用した製法特許の製造法です。
ナトリウム量は少なくやわらかい塩味と苦みで
カルシウムが多いのが特徴。
3 雪塩 パラダイスプラン
塩化ナトリウム72.64gマグネシウム3.310mg
カリウム1.00gカルシウム832mg
海の成分を残すことにこだわったサラサラな塩。
まろやかな塩味と深いコクが特徴。
4 ぬちまーす ぬちまーす
塩化ナトリウム75.5gマグネシウム3.360mg
カリウム700mgカルシウム970mg
世界初の常温瞬間空中製塩法でパウダー状の塩。
まろやかな塩味カルシウム多めが特徴。
5 奥能登海水塩 能登製塩
塩化ナトリウム79.7gマグネシウム220mg
カリウム80mgカルシウム480g
非直火式、特許の低温製塩方式。
まろやかでやさしい甘みが強い塩味が特徴。
ミネラルのバランスで味もそれぞれ違います。
いろいろ試してお好みのものを探してみてください。
塩も何種類か用意すると体調や料理の用途によって塩を
使い分けられます。
ミネラルバランスの良い塩分を摂取してコンディションの
良い体を目指しましょうね。
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