余ったご飯やおかずを保存するのに
便利なタッパー。
冷凍庫に保存していて、食べる時に
電子レンジで加熱したらフタが溶けてる!?
なんて経験したことありませんか?
「電子レンジ対応しているタッパーなのに…」
「耐熱温度も100℃以上なのに」と
不思議に思うかもしれません。
実は、電子レンジ対応可であっても、
状況によってタッパーは溶けてしまうのです。
今回は、
・電子レンジ対応可なのになぜタッパーが
溶けるのか!?
・レンジ対応のタッパーの耐熱耐冷温度は
何度?
・溶けたタッパーは有害物質が含まれて
いるのか!?
を調べていきたいと思います。
タッパーレンジ可でも溶ける場合はどんな状態の時?
電子レンジ対応可のタッパーが溶ける状況は
3つ挙げられます。
1 本当に電子レンジ対応可であるのか。
実は、意外と見落としている方が多いです。
購入するときは、電子レンジ対応可なのか
どうかはパッケージなどに書いていますが、
購入後、パッケージ等を外して、
本体やフタに「電子レンジ対応可」と
書いていないこともあります。
購入当初は問題なくても、しばらくすると
対応可だったのかどうか忘れて
しまいますよね。
そこで、皆さんが判断されるのが、
「耐熱温度」だと思います。
耐熱=電子レンジ対応可と思われている方が
多いですが、実は違います。
2 油が多い
カレーやからあげなど、タッパーに入れている
食材の油が多いと電子レンジで加熱をした際に、
温度が上がりやすくなります。
ですが、カレーなどはしっかり温めたい
ですよね。
その場合は、小刻みに電子レンジで加熱を
するようにしましょう。
また、カレーなどは均等に加熱されるように
1,2回混ぜて加熱、混ぜて加熱を繰り返すと
均等に加熱することができます。
3 加熱しすぎ・フタをきっちりしめている
みなさん、こんな経験はないですか?
冷凍のチャーハンを買ってきて、
袋には500Wで3分と書かれているけど、
家の電子レンジは700Wだ!!という経験は
ないでしょうか。
この時、500Wで3分だから、
700Wで3分加熱しとけば確実に食べれる!
と思って加熱すると、加熱のし過ぎになり
タッパーが破損する可能性があります。
また、食材の油が多くなくても、
フタをしっかりしめていると食材の温度が
高くなり、タッパー内が高温になります。
これもまた、破損の原因になります。
レンジ対応のタッパーは耐熱耐冷温度は何度?
電子レンジ対応のタッパーの耐熱温度は、
タッパーの素材によって変わります。
タッパーには、
ポリスチレンとポリプロピレンと言われる
素材から作られています。
ポリスチレンは、素材が安くて大量生産
できます。
柔らかいので、フタに使われることが
多いです。
また、耐熱温度は70℃~90℃で
電子レンジに入れると溶けてしまいます。
ポリプロピレンは、軽くて強度があります。
耐熱温度も高く110℃~140℃まで
耐えれます。
ただ、ポリスチレンに比べると値段は
高いです。
耐冷温度は、ポリスチレンが0℃、
ポリプロピレンが-10℃~-20℃まで
です。
家庭用冷凍庫は大体-18℃ぐらいまでの
設定が多いのでポリプロピレンであれば、
冷凍保存しても問題はないかと思います。
ただ、ポリプロピレンもあまり耐冷性は
ないので、冷凍庫内に入れるともろい為に
割れやすくなります。
また、本体は耐冷性があってもフタには
耐冷性がない場合もありますので、
必ず本体とフタの耐冷性を確認しましょう。
※ペットボトルの耐熱温度は何度?耐熱ペットボトルの見分け方!耐熱温度以上のお湯を入れると有害物質は溶け出すのか解説
溶けたタッパーは有害物質なの
結論から言うと、有害物質ではありません。
実は、食品衛生法で、私たちが食事に使う
容器などは、有害物質を出さないものが
使用されています。
ポリプロピレンとポリスチレンなどの
プラスチック類は、水素と炭素で作られて
いて、燃やしたとしても有害物質は
発生しません。
万が一溶けたタッパーの成分を食べて
しまった。
破片を食べてしまった?という場合でも、
体内で消化されずに、排出されるので
安心してください。
タッパーの簡単なレンジレシピ
電子レンジ対応可のタッパーが一つあれば
チョコレートケーキも簡単に作ることが
できます。
【材料】
板チョコ→50g(約1枚)
バター→20g
砂糖→大さじ2
卵→1個
牛乳→15㏄
ホットケーキミックス→25g
【作り方】
1、 板チョコとバターを電子レンジで
1分半(500W)
2、 砂糖を入れて混ぜる
3、 卵を入れて混ぜる
4、 牛乳を入れて混ぜる
5、 ホットケーキミックスを入れて混ぜる
6、 良く混ざったら、電子レンジで3分
(500W)加熱して完成
見た感じが粉っぽい、加熱が不十分だと
思ったら10秒ずつ加熱しましょう。
いかがでしたか?
電子レンジ対応可でも、中に入って
いる食材の油が多かったり、
本体は対応していてもフタは対応して
いなかったりすることもあります。
電子レンジで加熱をする前・冷凍庫に
入れる前に、必ず本体とフタの素材を
確認しましょう。
※ペットボトルの耐熱温度はこちらで解説しています
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