ぬか漬けのぬか床として、古くからなじみの
ある米ぬかですが、実は米ぬかって
食べることができるんです。
今回は、米ぬかを食べる方法と米ぬかの
栄養効果がどうなのか、
農薬による副作用はあるのか?を調べて
みました。
米ぬかを食用としての利用法
まず、そもそも米ぬかとは何でしょうか?
米ぬかとは、玄米を削り精米に強いる時に
出る粉のことを言います。
玄米の量に対して、約1割が米ぬかに
なります。
また、米ぬかには栄養素がたくさん入って
います。
玄米が全体の5%の栄養素が入っていて、
残りの95%はすべて米ぬかに栄養素が
含まれているのです。
そう考えると、玄米の栄養素をほぼ口に
することなく捨てていることになるので
かなりもったいないですよね。
ぬか床を食べるわけにはいかないですし、
実際どのように食用として利用を
するのでしょうか?
生の米ぬかが手に入った場合は、
乾煎りをしましょう。
生のままでも食べることはできますが、
かなりに癖があるので乾煎りをおすすめ
します。
そして、クッキーとして焼いても良いですし、
ミルクを入れて割っても良いですし、
いつものコーヒーなどに入れても
おいしいです。
【乾煎りの仕方】
乾煎りの仕方はとても簡単です。
焦げないように中火から強火で、まぜます。
火を通すことで、香ばしいにおいが
漂ってきます。きつね色になるまで
こんがり焼きます。
また、乾煎りをすることで、栄養素が
落ちることはありませんし、水分を
飛ばすことで長持ちします。
米ぬかを食べる栄養効果と効能
米ぬかを食べることで、食物繊維が豊富なので、
腹持ちも良くなりますし、便通も
良くなります。
腹持ちが良くなるので、ダイエット効果も
期待されています。
それだけではなく、体内の毒素も体の外へ
排出してくれます。
2000年ごろには、フィチン酸が
各種がんに役立つとされていて、研究が
より進められています。
他にも、フェルラ酸というポリフェノール
の一種が、大腸がんの予防に効果があると
期待されています。
そして、ビタミンB群やミネラルが豊富に
入っているため、美白・美容効果があると
言われています。
米ぬかを食べる場合副作用はあるの?
米ぬかで一番気になるのが、農薬が
残っているのでは?
というところだと思います。
残念ながら、米ぬかには農薬が残っています。
農薬が残っているなら、米ぬかを食べても
大丈夫なのか不安になりますよね。
確かに、米ぬかには農薬が溜まりやすいと
されています。
ですが、農薬の検査をする際に、
「一生食べ続けても健康に影響がない量」を
基準値としているので、
農薬が残っていたとしても、問題はないかと
思います。
それでも気になる方は、無農薬で作られている
米ぬかにすると安心して食べることが
出来るでしょう。
そして、米ぬかは摂取しすぎると
ミネラル不足になり、めまい、貧血、
肌荒れ、抜け毛、爪や骨がもろく
なったりします。
これは、フィチン酸がミネラルとくっついて、
体外に出て行ってしまうため起こる症状です。
米ぬかを食べている時は、ミネラルを
補給しながらバランスの良い食事を
心がけましょう。
例えば、キノコ類はミネラルが豊富に入って
いるので、積極的に摂っていきましょう。
米ぬかの食用の保存方法
米ぬかの保存方法は、密閉をして冷蔵庫に
直します。
米ぬかの酸化を防ぐために、大袋で
保管するのではなく、小袋で保管することを
おすすめします。
また、たくさん米ぬかを手に入れた場合は
乾煎りをせずに、小分けにして冷凍庫に
保管しましょう。
米ぬかを食べると太る?適正な摂取量は
米ぬかには、玄米ご飯2膳分の栄養成分が
入っています。
あまり食べすぎるとフィチン酸がミネラルと
くっついて、ミネラル不足になるため
太る可能性があります。
ですので、一日大さじ2を目安に
摂りましょう。
子どもや、高齢者の方はもう少し量を
減らして摂取しましょう。
一回の食事で大さじ2を摂取するのではなく、
毎食摂るようにしましょう。
一度に摂ると、食事の栄養バランスが
変わってしまい、便秘、下痢が悪化して
しまいます。
いかがでしたでしょうか。
今までぬか床としてなじみのあった米ぬかを
食べる利用法をお伝えしました。
また、食べすぎには注意です。
ミネラル不足になると頭痛、肌荒れ、抜け毛に
なってしまいますので、
ミネラルが豊富な海藻類やキノコ類を
摂り入れて、ミネラル不足を解消
しましょう。
ダイエット効果もありますので、ぜひ米ぬか
ダイエットをしてみてください!
コメント