【飲む点滴】と言われるほど栄養が
たくさん入っている甘酒ですが、
甘酒にはアルコールが入っていて、
妊娠している期間に飲んでいいのか不安に
なりますよね。
今回は、妊婦さんが甘酒を飲んでしまった
場合、赤ちゃんへの影響と、妊婦さんが
甘酒を飲んだ時の効果を解説していきます。
甘酒を妊婦が飲んでしまったが大丈夫!?
妊娠中にアルコールを摂るのは、
かなり危険な行為です。
ですが、甘酒には二種類あります。
お米を使ったノンアルコールの甘酒か、
酒粕を使ったアルコールが含まれている
甘酒かによって変わります。
お米の麹菌を使った甘酒は、
ノンアルコールなので、特に問題は
ありません。
しかし、酒粕を使っている場合は、
どのぐらいの量を飲んだのか、
何回飲酒したのかによって、危険度が
変わります。
市販の酒粕が入っている甘酒の
アルコール度数は1%未満となります。
つまり、一回飲んだだけでは大事には
なりにくいと考えられます。
しかし、毎日飲んだ場合、量をたくさん
飲んだ場合は大丈夫とは言えません。
お腹にいる赤ちゃんはアルコールを
分解する機能が発達していません。
つまり、分解されずに体内に残った
ままになるのです。
この状態が続くと、
胎児性アルコール症候群になって
しまうのです。
甘酒を妊婦が飲んでしまったが効果はどうなの?
飲む点滴と言われている甘酒ですが、
妊婦が飲んだ場合にも効果はあります。
◆ブドウ糖の活躍◆
甘酒には、ブドウ糖が含まれています。
このブドウ糖は、効率よく体内のエネルギーに
なり、満腹中枢を刺激し、消化吸収の
手助けをしてくれます。
満腹中枢を刺激することで、食べすぎ防止に
なります。
◆ビタミンB群ビオチンの活躍◆
甘酒には、ビタミンが豊富に含まれていて、
その中でもビオチンは肌荒れやくすみの
改善を助けてくれます。
◆リパーゼの活躍◆
リパーゼという酵素は、体内の脂肪を
分解しエネルギーに変換することで、
内臓脂肪を燃焼してくれます。
これが甘酒を飲んだ時の効果です。
しかし、酒粕の甘酒を飲んでしまうと体内の
赤ちゃんに以下の影響を与えてしまう
可能性があります。
・低体重
・顔面形態異常
・脳障害
・うつ病
・ADHD
・依存症
など、これらを胎児性アルコール症候群と
呼んでいます。
甘酒を妊婦が飲んだ場合便秘はどうなの?
甘酒を妊婦が飲んだ場合、便秘は改善される
傾向にあります。
なぜかというと、甘酒には、
オリゴ糖・食物繊維が含まれているからです。
このオリゴ糖は、善玉菌のエサとなるので、
善玉菌が腸内で活性化します。
そこに食物繊維も含まれているので、
便秘は改善される傾向にあるというわけです。
粕汁を妊婦が食べてしまったが大丈夫?アルコールがお腹の子供への影響とアルコールの飛ばし方をご案内
甘酒を妊婦が飲んだ場合は太りやすくなるの?
甘酒は、高カロリーの飲み物です。
妊婦さんは、普段よりも体重をコントロール
しなければなりません。
妊娠期間中は、普段の食事をしていても
太りやすいのです。
なぜかというと、胎盤から出ている
ホルモンがインスリンの邪魔をして、
血糖値が上がりやすくなります。
血糖値が急激に上がると、インスリンを
大量分泌させてしまい、過剰なインスリンは
体内で脂肪に変わるのです。
なので、通常の食事をしていても
太りやすいのです。
妊婦が飲む甘酒でおすすめは?
妊娠期間中に安心して飲める甘酒は、
お米の麹から作られている甘酒です。
実は、ノンアルコールと書いている商品でも、
アルコール度数が1%未満であれば、
清涼飲料水として販売できるのです。
ですので、酒粕を使った甘酒だと
アルコール度数が1%未満で、
ノンアルコール、清涼飲料水と表示しても
良いのです。
しかし、甘酒にアルコールは残って
いますので、酒粕から作られた甘酒は
妊娠期間中には飲まない方が良いです。
いかがでしたか?
妊娠期間中には、アレもコレもダメと
いうものが多く気がめいってしまうかも
しれませんが、アレもコレも食べれる!と
いう風に気持ちを持っていくことで
楽しく食事が出来るかと思います。
また、酒粕を使用した甘酒を飲んでしまって
不安な場合は、かかりつけの産婦人科に
相談するのも一つの手だと思います。
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