米と水と麹菌で作るどぶろく。
体に良さそうと思われていますが、
その一方「どぶろくは体に悪い」とも
言われています。
それは、どうしてなのでしょうか?
今回は、どぶろくは体に悪いと言われている
理由を調査していきます。
どぶろくが体に悪いと言われるのはなぜ?
どぶろくが体に悪いと言われているのは、
・アルコール度数の高さ
・腹痛・下痢を起こしやすい
というところからです。
まず、アルコール度数は日本酒と同じ
15%~18%ぐらいです。
口当たりもとてもよく、たくさん飲むことが
出来、悪い酔いをする原因になります。
しかしそれだけでなく、アルコールを
たくさん飲むと、体がアルコールの分解が
間に合わず、肝臓がん、肝炎、肝硬変などの
病気の原因になります。
そして、自然の酵母菌が入っているため、
適量であれば胃腸に良いですが、
飲みすぎると作用が活発になりすぎて、
腹痛・下痢になりやすいです。
特に、元々胃腸が弱い方や、ストレスで
胃が痛い方なのは飲まな方が良いです。
どぶろくとマッコリのカロリーや違いは?
どぶろくのカロリーは102カロリーで
糖質は3.6gとお酒の中でも高い数値です。
一方、マッコリは、カロリーは46カロリーで
糖質が1.2gとお酒の中でも低い数値です。
同じ量のお酒を飲むのであれば、
マッコリを選んだ方がカロリー・脂質ともに
低いので良いと言えるでしょう。
しかし、マッコリは、どぶろくより
発泡性が強く酸味があります。
酸味や発泡性が気になるのであれば、
量を減らしてどぶろくを飲むことを
オススメします。
体にいいおすすめのお酒は?
お酒は適量であれば、百薬の長と言いますが、
あくまでもこれは【適量】であることが
条件になります。
しかし、私たちがアルコールを分解する能力は
個人差があり、かならずしもこの量であれば
「大丈夫」と断言できるものではありません。
まず、自分が飲める量を判断する必要性が
あります。
それを踏まえた上で、どぶろくは体に良い
お酒と言えるでしょう。
どぶろくには、レジスタントプロテインという
成分が含まれています。
この成分は、消化されないタンパク質で、
脂質の吸収を抑える効果があると
言われています。
お肉や脂質の多い料理を食べる際に、
合わせて飲むと脂質の吸収を抑える効果を
発揮してくれます。
また、どぶろくには米麹が入っているので、
糖質・脂質の分解の助けとなるビタミンB群、
人間の体に必要だが、体内で作り出すことが
出来ない必須アミノ酸9種類が含まれて
います。
栄養面が豊富などぶろくですが、
飲みすぎには注意しましょう。
いくら脂質を抑えてくれるからと言って、
一定量を超えてしまうと糖質が高いため、
逆効果で太ってしまいますし、
お酒はもとより、体に悪いと言われて
います。
嗜む程度で飲みましょう。
どぶろくは太りやすいの?
どぶろくは他のお酒よりも糖質、
カロリーが高いため、太りやすいお酒です。
どぶろくは、口当たりがよく飲みやすいため、
飲みすぎてしまいがちです。
体内で、アルコールを分解する作業が
追い付かなくなると、糖の分解も間に合わず、
そのまま脂肪として蓄積されてしまいます。
糖質制限ダイエットをしているのであれば、
ウイスキーや焼酎を選ぶと糖質が
少ないのでどぶろくよりもウイスキー・
焼酎を飲むようにしていきましょう。
どぶろくとにごり酒の違いは?
にごり酒は、もろみを液体と固体に
分ける時に、目の粗い袋でこしたお酒です。
どぶろくは、日本酒が出来る一歩手前の、
酒粕をこさずに造っているお酒です。
しかし、飛鳥・奈良時代までさかのぼると、
「豊作を祈願するための神聖な酒」として
どぶろくが扱われています。
昔は、
どぶろくは各家庭で作れるお酒でした。
しかし、明治時代に酒造税ができ、
自家醸造を禁止され今では、国税庁の
許可なく醸造をすると10年以下の懲役
または100万円以下の罰金刑で処されて
しまいます。
どぶろくに限らず、お酒は適量を飲めば
楽しく嗜めるものです。
しかし、適量は個人差が大きく
「このぐらいの量であれば大丈夫」という
目安を出しづらい物です。
もし、
お酒を始めて飲むのであれば少量ずつ飲み、
次の日に残らない程度で且つ楽しめる量を
自分で探すことが大事です。
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