おにぎりやパスタなどの
食材と
一緒に食べるのも良し、
おかずのアクセントとして添えるのも良し、
そのまま食べるのも良し、と
何パターンも食べ方ができる明太子。
実は、食べ過ぎると体に悪いと
言われています。
今回は、明太子を食べすぎるとどうなるのか、
一日の目安はどのぐらいなのかを
調査していきたいと思います。
明太子食べすぎると体に悪いのは本当?
明太子を食べすぎると体に悪いと
言われているのは、なぜでしょうか。
理由は、二つあります。
一つは、塩分が多いからです。
塩分が多いと、血圧が上昇してしまいます。
しかしこれは、一時的な現象で
時間とともに腎臓から塩分は排出されます。
ただ、過剰摂取をしてしまうと
排出出来るのにも限界があるので、
食べ過ぎると体に悪いと言われて
いるのです。
二つ目にプリン体です。
ビールが好きな方は気にされている方も
多いのではないでしょうか。
プリン体の含有量が多いと、尿酸値が
上がります。
プリン体は、体内に入ると肝臓で分解され
尿酸と変化し、体外に排出されます。
しかし、元々高尿酸値の方がプリン体を
過剰摂取してしまうと、尿酸が体内に
残ってしまいます。
それが、結晶化し間接や組織に残ってしまい、
痛風の原因となるのです。
この二つの観点から、明太子を食べすぎると
体に悪いと言われているのです。
明太子の栄養成分は
明太子は体に悪いだけでしょうか。
実は、明太子にはビタミンやミネラルが
豊富に入っています。
ビタミンは9種類入っていて、
ビタミンA、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K
など様々なビタミンが含有されています。
また、塩分が高くむくみやすいと
思われている明太子ですが、
ミネラルの中でも「カリウム」が多く入って
いるので、むくみを解消してくれるのです。
明太子の塩分、カロリー、尿酸値について
明太子のカロリーは、
126カロリー/100gです。
塩分は、5.6g/100gです。
日本人の一日の食塩摂取量の目安としては、
男性が7.5g未満、女性が6.5g未満です。
また、明太子の1本の重さは大体40gなので、
1本まるまる食べたとしても
一日の摂取量は超えない計算になります。
他の塩分を足すと、摂取量を超える可能性が
あるので気をつけましょう。
そして、プリン体の含有量ですが、
魚卵はプリン体の含有量が多いと言われて
います。
実際、明太子はどのぐらいなのでしょうか。
プリン体含有量は、160㎎/100gです。
プリン体の一日の摂取量の目安は、
400㎎以下とされています。
プリン体の含有量が高いと言われて
いるのは、100g当たり200㎎以上だと
プリン体が高いと言われています。
明太子の適正な一日の摂取量は
明太子の適正な一日の摂取量は、
1本と言えるでしょう。
(1本を40gとした場合。)
なぜなら、プリン体やカロリーについては
特に問題ないのですが、
2本食べてしまった場合、塩分を多く
摂り過ぎてしまうからです。
40gの明太子だとしたら、2本食べると
4gほどの塩分量になります。
もちろん、他の食べ物にも塩分は
含まれているわけですから、
一日多くても1本にしておくのが
ベストです。
明太子とタラコの違い
明太子とタラコの違いは二つあります。
まず一つ目は、唐辛子の有無です。
タラコには唐辛子は使用されていませんが、
明太子には唐辛子が使用されています。
また、辛子明太子と明太子は同じものです。
二つ目は、原材料です。
明太子もタラコもスケトウダラの卵巣を
使用しています。
しかし、タラコにはマダラの卵巣を
使用している場合があります。
なぜ、マダラを使用した明太子が
ないのでしょうか。
それは、
全国辛子明太子食品公正取引協議会の
規約で決まっているからです。
魚卵には、プリン体が多く含まれていると
思っていましたが、
明太子は意外にもプリン体の含有量は
そこまで多くありませんでした。
ただ、塩分は少し高いため、過度に食べるのは
避けた方が良いでしょう。
また、明太子とタラコの違いは、
唐辛子の有無だけではなく、原料として
使っていい魚の違いもあることが
判明しました。
どの食材にも言えることですが、
一つの食材だけを過剰に食べるのではなく、
まんべんなく食べていきましょう。
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