スーパーで見かける安くて、
いつでも手に入るもやし。
料理のかさ増しとしても重宝しますが、
食べ過ぎてお腹が痛くなることもあります。
今回は、
・もやしを食べすぎて下痢や便秘、
腹痛などの原因・その対策
・もやしを食べすぎて害にならない食べ方
・もやしの適正な摂取量
・もやしはダイエット効果があるのか
について調査してみました。
もやしを食べすぎると下痢や便秘、腹痛などで悩むその原因
もやしを食べすぎて、下痢や便秘、腹痛になった!
という経験はありませんか?
もやしには、食物繊維が入っているのに、
なぜ下痢や便秘、腹痛になるのでしょうか?
それは、もやしの食物繊維の種類に
関係してきます。
もやしに入っている食物繊維には、
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が
入っています。
水溶性食物繊維は水に溶けやすい性質を
持っており、腸内細菌の餌になります。
また、腸にある水分を根こそぎ集めるため、
食べ過ぎると下痢の症状が出てしまうのです。
そして、水溶性食物繊維より豊富に
入っているのが、不溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維は、消化しづらい性質を
持っていて、胃に残りやすいのです。
そのため、便のかさ増しとしては良いですが、
あまりにも食べすぎてしまうと
消化が間に合わなくなり、腸の蠕動運動を
しなくなり便秘になるというのです。
もやしには、栄養素が少なく、
9割以上が水分だと言われています。
水分は、消化液を薄める効果があるので
水分を摂りすぎると、胃の負担が大きく
なるのです。
その為、腹痛や下痢につながります。
また、もやしはとても足が早い食材です。
購入して日がそんなに経っていないのに
冷蔵庫でもやしを腐らせてしまった!
なんてことはないでしょうか?
もやしは、暗いところで栽培しているため、
日光消毒がされていません。
ですから、袋の中で、雑菌が繁殖してしまい、
下痢・腹痛に悩まされてしまいます。
もやしを食べすぎると下痢や便秘、腹痛などで悩むその対策
では、もやしを食べすぎた場合、
どのようにし対策を打てばいいのでしょうか。
まず、下痢の症状が出ている場合、
脱水症状を防ぐためにも経口補水液など
塩分の入っている水分を取り、
下痢が治まるのを待ちましょう。
無理に、下痢止めで止めてしまうと体外に
悪いものが排出できなくなり、余計長引きます。
しばらくたっても症状が治まらない場合は、
早めに病院へ行きましょう。
もやしの食べすぎで害にならない食べ方
もやしは、土などがついていないので
洗わなくても良いと思われていますが、
日光消毒がされていないため、袋の中で
雑菌が繁殖している可能性が高いです。
ですので、雑菌を落とすため、
水で洗った方が良いでしょう。
洗いすぎると、栄養分が抜けてしまうため、
サッと洗うのがポイントです。
また、もやしを食べすぎた場合、次の日に
食べないなどして調整をすることで、
健康に害なく食べることができます。
食べすぎにならない適正な摂取量
もやしを食べすぎにならない摂取量は、
一日一袋が良いでしょう。
なぜかというと、食物繊維の取りすぎ防止と
栄養失調にならないためです。
一日の食物繊維摂取量の目安は女性が18g、
男性が21gです。
もやし一袋の食物繊維は3gほどですので、
一日6袋食べると食べすぎとなります。
さすがに、一日で6袋を食べるのは難しいかと
思います。
大丈夫なのでは?と思うかもしれませんが、
不溶性食物繊維は消化しづらい
性質があるため、2袋食べるとそれだけで
かなりの満腹感になります。
つまり、他の食べ物が食べられなくなり、
栄養が偏りすぎてしまいその生活を続けていると
栄養失調になります。
また、もやしは水分の割合が多いため、
たくさん食べても栄養はそこまで摂ることが
できません。
他の物を食べることを考慮すると、
一日一袋にしておいた方が良いという結論に
なります。
もやしを食べてダイエット効果はあるの?
もやしはほとんど水分のため、
100gあたり14カロリーほどです。
また、もやしに含まれている栄養分には、
摂り過ぎた塩分や水分を体外へ排出する作用が
あるカリウムが入っています。
さらに、食物繊維が豊富で、食感もシャキシャキと
よく噛むので満腹中枢が刺激され、
食べ過ぎを防止してくれます。
とはいっても、もやしだけ食べる生活をすると
栄養失調になってしまうので、バランスよく
食べることを心がけましょう。
もやしを食べすぎると栄養失調や便秘や下痢、
腹痛になってしまうため、一日一袋を
目安にしましょう。
また、食べる時は、袋の水分に雑菌が入っている
可能性が高いため、洗って火を通して食べましょう。
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