松ぼっくりが落ちる時期と虫対策に熱処理のやり方!松ぼっくりの効能や食べ方について解説

突然ですが、あなたは松ぼっくりって
知っていますか?又は興味あります?

松ぼっくりはとてかわいらしい
見た目をいかして、

イノシシやフクロウに似せた
インテリア用の置物や、

12月のクリスマスに飾るためのリースで
使われたりします。

行楽や散歩がてらの松ぼっくり探しは楽しい
レクリエーションになったりします。

そんな松ぼっくりですが、

今回は松ぼっくりの落ちる時期や
拾った松ぼっくりを安全に使用できるまでの

方法をご案内したいと思います。

スポンサーリンク

松ぼっくりができるまでと落ちる時期

松は裸子植物でマツ科マツ属植物、
松ぼっくりは雌花(メバナ)が成長した部分で、

球果と呼ばれている果実であり中に種子が
入っています。

雌花が4月頃に受粉して、6月頃に緑色の実となり、
8月には茶色に変化してその年は越冬をします。

次の年の4~6月に再度成長をしながら、
さらに半年後の秋に約1年半がかりで

松ぼっくりとなります。

松ぼっくりは晩秋の季語で『松ぼくり』と言います。

使用する季節はだいたい11月頃を指しますので、
同じような時期に松ぼっくりは多く拾えます。

ただし、松ぼっくりの落ちる時期は決まっておらず、
種子を飛ばした後でも必ず落下するわけでは

ありませんので一年中拾うことができます。

松ぼっくりの虫対策に熱処理のやり方

松ぼっくりは簡単に拾えますが
落ちた時期が不明で、

フォルムがデコボコしていますので汚れや
虫が気になります。

そこで、熱処理してあると家の中に
持ち込むのも安心です。

電子レンジを使う方法
1、松ぼっくりを水で洗う。
2、かるく水分をふき取り様子を見ながら
電子レンジにかける。(1個につき10秒ほど。)
3、キッチンペーパーに広げて乾かす。
4、新聞紙などを敷き日の当たる風通しの
良い場所で数日間乾かす。

煮沸する方法
1、松ぼっくりを水で洗う。
2、鍋に沸騰させた湯で5分以上煮る。
3、キッチンペーパーに広げて乾かす。
4、新聞紙などを敷き日の当たる風通しの
良い場所で数日間乾かす。

松ぼっくりを加熱すると森の香りのような
松脂(マツヤニ)の香りがします。

鍋や電子レンジへの移り香や付着が
気になる方は料理で使わない鍋などで
お試しください。

松ぼっくりを完全に乾かさないとカビの
原因になりますので、

濡らして閉じた鱗片が開ききるまで
乾燥させてください。

松ぼっくりの効能

松ぼっくりの種子の胚珠部分は
松の実と呼ばれ、

日本で人気のあるジェノベーゼパスタや
中国菓子の月餅などに使われているのは
ご存じでしょうか?

ヨーロッパ、アメリカ、ロシア、中国など
世界中で20種類ほどの松の実が
食用とされています。

松の実はおいしいだけではなく様々な
栄養や効能があるといわれています。

松の実に含まれる栄養素

・タンパク質
体の筋肉や皮膚を作るためのタンパク質を
多く含みます。

・脂質
脂質の多くが不飽和脂肪酸で、
松の実特有のピノレン酸は炎症を抑制し

アレルギー症状の緩和、生活習慣病を
防ぐリノール酸、オレイン酸が豊富に
含まれています。

・ビタミン
ビタミンEは体内の酸化を抑え血行を
促進させますので、

アンチエイジング効果があります。
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えたり、

疲労回復時に使われます。

・ミネラル
貧血予防の鉄分、美髪効果やホルモンの
調整をする亜鉛が含まれています。

その他にも美肌、咳止め、便秘改善に効果が
あるとも言われていますが、

お腹を壊しやすい方や、脂肪が多いのが
気になる方は食べる量を控えめにして下さい。

松ぼっくりは食べれる?食べ方を解説

世界中で食べられている松の実ですが、
残念ながら日本で頻繁に見かける

アカマツやクロマツの実を拾ってきても
食べることはできません。

(九州なのに生息する
チョウセンゴヨウマツの実は食用可能です。)

松の実を料理に使ってみたい方は、

中華食材のコーナーやインターネットでの購入が
おすすめです。

炒ったものをスナックのようにそのまま、
ポテトやカボチャのサラダのトッピングなどにしても

おいしく食べられます

菓子作りの際にナッツのような使い方を
することもできますので、

アイディア次第で用途はたくさんあります。

珍しい食べ方としては、
春頃の2㎝ほどの青い松ぼっくりをジャムにします。
ロシアで人気のお土産です。

青くてもローズマリーのような独特の強い
松脂の香りはしますので、

作る際は少量からお試しください。

松の実は、古来中国では仙人の食べ物と
いわれるほど栄養価が高い食べ物ですので、

サプリメントの替わりのサポート食品として
生活にとりいれて健康促進していきましょう。

 

コメント