しらすには、タンパク質・カルシウム・
鉄分・ビタミンDなど栄養素が豊富に
入っていることから、離乳食の定番として
使うことが多いかと思います。
そこで気になるのが、しらすの
アレルギー症状やいつ頃からしらすを
食べさせても良いのかではないでしょうか。
今回は、しらすのアレルギー症状や
安全に赤ちゃんにしらすを食べさせる方法を
紹介していきます。
★しらすアレルギーになった時の症状
アレルギーと聞くと、卵・小麦粉・カニ・エビ
などを思い浮かべるかと思いますが、
しらすを思い浮かべる方は少ないかと思います。
消費者庁によると、しらすはアレルギーが
起きやすい27品目の中には入っていません。
なので、アレルギーと聞いてもピンと
来ないかもしれません。
それでは、しらすアレルギーとはどのような
ものでしょうか。
そもそもしらすとは、イカナゴ・ウナギ・
カタクチイワシ・アユ・ニシンなどの
体が白い稚魚の総称のことです。
私たちがよく食べているのは、ほとんどが
カタクチイワシの稚魚になります。
しらすも小さいとはいえ、立派な魚で
あることは間違いないので、
注意しなければいけないのは、
魚介アレルギーです。
魚介アレルギーは、口内の違和感や
蕁麻疹などの症状がでます。
また、しらすには卵巣がありますので、
魚卵アレルギーの可能性もあります。
魚卵アレルギーも、口内の違和感、唇の腫れ、
嘔吐、腹痛、下痢などの症状がでます。
そのほかにも、しらすを買ってくると小エビや
小さいカニなどが一緒になって入っている
ことがありますよね。
この場合、しらすアレルギーではないですが、
カニ・エビの甲殻アレルギーを起こす可能性も
考えられます。
★離乳食でのしらすは大丈夫?
離乳食でしらすを食べさせることは大丈夫です。
しらすには、タンパク質・鉄分・カルシウムなど
成長過程において必要な栄養分が豊富に
入っています。
ただ、しらすを赤ちゃんに食べさせるためには、
色々と注意が必要になります。
★赤ちゃんにしらすを安全に与えるやり方
まず、しらすを赤ちゃんに食べさせる期間は、
生後6か月以降が良いかと思います。
もちろん赤ちゃんによって変わるのですが、
離乳食を食べ始めて1カ月ぐらい経って、
且つ食べ物を飲み込むのがうまくなってから
あげましょう。
そして、赤ちゃんがそのまま食べるには塩分が
高すぎるので、必ず塩抜きを行いましょう。
しらすは鮮度が悪かったり、乾燥しすぎたり
すると苦味が出てきますので、
鮮度の高い物を選ぶようにしましょう。
また、しらすを食べた際にアレルギーの症状が
出たとしても、すぐ対処できるように
かかりつけの病院の開いている日の、
午前中にしらすを食べさせる方がいいでしょう。
★しらすのアレルギー表示は?
しらすは、エビやカニ、卵など表示が
義務付けされているわけではないです。
さらに、イカ、いくら、リンゴ、もも、豚肉、
鶏肉など表示が推奨されているわけでも
ありません。
ただ、しらすを漁獲する段階でエビやカニ
などが混ざる場合があるので、カニやエビが
混ざる可能性があることを表示している
メーカーが多いです。
カニやエビのアレルギーの方は少しだったと
しても、呼吸困難やアナフィラキシーショック
などを引き起こす可能性が高いので、
しらすに混じっている可能性が高いことを
表示することで、注意喚起をしています。
★しらすと甲殻類アレルギー反応の違いは
しらすと甲殻類アレルギーの反応として大きく
違うところは、他の食品に比べて
アナフィラキシーショックが起こる可能性が
高いことです。
ソバや小麦アレルギーと同じように、
少し食べただけで、蕁麻疹、呼吸困難、
嘔吐などの症状が食べてから30分以内に出ます。
また、エビやカニの成分が付着した包丁で、
刺身を切った場合にも甲殻類アレルギーの症状が
出ることがあります。
エビやカニを直接食べていなくても、
成分が入っていないか注意しないといけません。
離乳食でしらすを使うのは、栄養分として
ぜひ摂り入れたい食材ですが、初めて食べさせる
場合は、アレルギーの症状が出るかも
しれないので、病院が開いている日の午前中に
食べさせるようにしましょう。
また、鮮度が落ちたり乾燥させすぎたりして、
苦みが出ている場合もありますので、
赤ちゃんに食べさせる前は、苦みが出ていないか
確認のため、味見をしましょう。
もし、苦みが出ている場合は、他の食材と一緒に
食べることで、苦みが抑えられますので、
何かと混ぜ合わせてみてください。
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