この時期、一匹見つけるといつの間にか増えている鬱陶しいコバエ。
いつ、どこからやってくるのか…。発生源がわからない。
そんな時の対策や駆除法を紹介していきます。
コバエ発生源がわからない時の対策方法
そもそも、よく「コバエ」と言っていますが、実はコバエという虫は
存在しないのです。
では、私たちがよく言っているあの小さな虫は一体なんなのでしょうか。
一般的に「コバエ」と呼ばれているのには四種類あります。
「チョウバエ」「ショウジョウバエ」「ノミバエ」「キノコバエ」
この四種類が私たちがよく「コバエ」と表現している虫です。
この四種類の特徴を知ることでコバエの発生原因を突き止めていきましょう。
チョウバエ…体長は2ミリほどです。水辺を特に好みます。
卵を産んでから2日ほどで孵化します。
夜行性で昼間はトイレの壁にいることが多いです。
ショウジョウバエ…体長は2ミリほどで、アルコールや腐った臭いを好みます。
大きな赤い目をしているのが、他の「コバエ」との違いになります。
ノミバエ…体長は2ミリほどです。
ノミのように背中が丸くなっているため「ノミバエ」と
呼ばれるようになりました。
生ゴミ、排水溝やペットのフンなどを好みます。
フンなどに止まるためとてもノミバエは汚いです。
一日、30?40個ほど卵を産みます。
キノコバエ…体長1?2ミリほどで、他の「コバエ」より小さいです。
蚊のような形をしていて、腐った水を好みます。
幼虫の時は朽木の腐った部分や土壌の中の腐食物を食べます。
特徴を知ったところで、一体どこから「コバエ」はやってくるのか。?
網戸、玄関、通風孔、「S字トラップ」のない排水管が主な侵入経路です。
ここから入ってきて、「コバエ」たちは繁殖を行います。
排水溝、ゴミ箱や布巾、腐った野菜や果物、キッチンの三角コーナーなど、
水気があり腐った臭いがするところに集まり、卵を産んでいきます。
エアコンやリビングを探しても発生源がわからないということであれば、
上記の場所に卵を生みつけられている可能性が出てきます。
また、少量の食べカスでも「コバエ」は大量に卵を産むことができます。
そして網戸の目からも侵入することが多いので、網戸の目を細かくすることで、
外からの侵入を防ぐことができます。
コバエ発生源がわからない時の駆除の仕方
卵を生みつけた場所が特定できれば、コバエの駆除も出来ますが、
どこに卵を産んだのかわからない場合も駆除したいですよね。
発生源が突き詰められず「コバエ」を駆除したい場合
・スプレータイプの殺虫剤を使う
発生しそうな、排水溝やゴミ箱などに直接噴射し、さらに部屋全体に噴射する
ことによって、部屋の中にいる見えないコバエを撃退してくれます。
また、部屋の隅々に噴射することによって、コバエの侵入を防いでくれます。
・捕獲タイプの殺虫剤を使う
コバエホイホイやコバエキャッチなどを使ってコバエを誘き寄せ撃退します。
最近では棒上の粘着タイプのものもあります。
ここまでは、既製品の殺虫剤を使って撃退する方法ですが、「コバエ」が
好む場所が殺虫剤を使いたくない・置きたくない。という方も多いと思います。
殺虫剤を使わずにコバエの対処方法として
※トラップを仕掛けるが1番いいかと思います。
めんつゆトラップ
口が広い容器(ペットボトルで可)に、めんつゆを入れます。
そこに、食器用洗剤を数滴入れて完成です。
※めんつゆが希釈タイプの時は、水を少し入れましょう。
めんつゆはショウジョウバエにしか効果がないので気をつけてください。
お酢トラップ
ノミバエに効果的なのはめんつゆではなく、お酢をいれて作ると
ノミバエに効きます。
カクテルトラップ
どちらのハエが飛んでいるかわからない時は、カクテルトラップと言って、
めんつゆ、アルコール、お酢などコバエが好きなものを全部入れ、
食器用洗剤を入れたトラップです。
水を入れないで作ると香りが強いのでより効果的です。
また、このトラップの効果ですが、おおよそ一週間ぐらいです。
それ以上経つと、においが半減し、効果が薄れます。
さらに、あまり長く置いていると、他のハエが死骸に卵をうみつける可能性もあります。
そしてトラップの捨て方ですが、排水溝に流すのは絶対ダメです。
トラップの中に、卵が産みつけられていた場合、孵化してしまう可能性があるからです。
トラップの中にある水分を新聞紙などに吸わせて、容器ごとビニール袋に
捨てることをオススメします。
自治体によってはプラスチックと紙類が別のところもあるかと思いますので
自治体のルールを守って捨てましょう。
大事なことは、排水溝にそのままトラップを捨てないことです。
別々で捨てる場合も臭いが漏れないように、ビニール袋でしっかり封をして捨てましょう。
コメント