屋久島は、豊かな自然と神秘的な風景が広がる
日本有数の観光地です。
特に縄文杉は樹齢数千年とも言われ、多くの
旅行者が一度は訪れたいと願う場所です。
この記事では、屋久島のベストシーズンや
縄文杉トレッキングに最適な時期、アクセス方法、
さらには安全に楽しむためのポイントに
ついて詳しく解説していきます
屋久島観光をより充実させるための
参考にしてください。
屋久島のベストシーズンはいつ?
屋久島観光のベストシーズンは春(3月~5月)と
秋(9月~11月)です。
春は新緑が美しく、山々にはツツジやシャクナゲなどの
花が咲き始め、彩り豊かな風景が広がる気候も穏やかで、
湿度も夏に比べて低いため、登山やトレッキングに
最適なシーズンです。
また秋には紅葉が美しく、気温も落ち着くため、
屋久島の自然をじっくり楽しみます。
屋久島は日本の中でも降水量が多い地域で、
特に梅雨の時期(6月~7月)は雨が多く、
登山道がぬかるくて歩きにくいため、
トレッキングには不向きです。
冬の12月から2月にかけては雪が降ることがあるため、
山道が危険になりやすく、トレッキングが危険に
なることがあります。
そのため、この時期は特に縄文杉への登山には
適していません
やはり、気候が安定しており景色が美しい春と秋が、
屋久島観光のベストシーズンとして
多くの人におすすめされています。
縄文杉には何月に行くのがおすすめですか?
縄文杉へのトレッキングに最適な月は、
春の4月~5月と、秋の10月~11月です。
これらの時期は天候が比較的安定しており、
気温もそこそこで、登山道も乾いているので、
特に4月と5月は新緑が美しく、
自然の力を強く感じる季節で、
初めての縄文杉トレッキングには
最適な時期です。
夏(6月~8月)も訪問者が増える
シーズンではありますが、
梅雨と重なるため、雨によるぬかるみや
滑りやすい状況が続き、
トレッキング困難度が上がります。
冬は山道が凍結しやすく、気温が低いため、
厳しい寒さに備えた防寒対策や雪対策が必要です。
安全で気持ちいいトレッキングを
楽しむためにも、春か秋の訪問がおすすめです。
縄文杉の行き方は?
縄文杉への行き方は「荒川登山口」からの
トレッキングルートが一般的です。
まず、屋久島の主要エリアから荒川登山口まで
移動し、そこから徒歩でのトレッキングが
始まります。
バスやツアー会社のシャトルバスを利用するか、
レンタカーでアクセス可能です。
トレッキングはまず、旧トロッコ道を
約8km歩いてから、続いて急な登山道に
入ってから縄文杉へ向かいます。
合計で片道10.7km、往復約22kmの距離があり、
登山時間は10~ 12時間と長時間の行程と
なるため、
早朝からの出発が求められます。
また、途中に闇の場所や売店がないため、
水や食料をしっかりと準備し、
適切な登山装備できちんとすることが
重要です。
縄文杉に行くにはレンタカーが必要ですか?
縄文杉トレッキングのために
レンタカーが必要というわけではありません。
屋久島の宿泊施設から荒川登山口へは、
ツアー会社のシャトルバスや市内バスで
アクセスすることができ、
特に観光シーズンには登山口ツアーバスを
利用すると、早朝の出発にも対応できて、
大変便利でしかも安全です。
ただし、レンタカーを利用すると
屋久島内の他の観光スポットへのアクセスが
しやすくなります。
屋久島は公共交通機関が限られており、
観光地を効率良く行きたい場合や
自由に行動したい場合はレンタカーが
縄文杉トレッキングだけのため必須では
ありませんが、
旅行全体の自由度が上がるため、
検討する価値があります。
縄文杉には高齢者は大丈夫なの?
縄文杉トレッキングは、往復22km・10時間以上の
長距離登山であるため、高齢者には慎重な
判断が必要です。
さらに、登山ガイド付きのツアーを
利用すると、体力やペースに合わせた
サポートを受けられるため、安心して
トレッキングを楽しむことができます。
また、屋久島には縄文杉以外にも
「屋久杉ランド」や「白谷雲水峡」のような、
困難度が低く高齢者でも楽しめる
トレッキングルートがたくさんあります。
特に白谷雲水峡は比較的距離も短く、
美しい苔が見れ景観も良く、
高齢者観光客でも気軽に行けるスポットです。
体力に応じて、最適なルートを選ぶと
良いでしょう。
縄文杉の標高は?
縄文杉の標高は約1,300mです。
この高さは屋久島の山々の中でも比較的高い
位置にあり、登山者にとっては少し涼しさを
感じられる場所となっています。
朝や夕方になると気温が低くなるため、
防寒着を準備しておくと安心です。
特に秋から冬にかけては、標高の高い山道では
気温がかなり下がることもあるため、
温度調整ができる服装を心がけましょう。
屋久島の危険生物は?
屋久島には特有の危険生物が生息しており、
特に注意が必要です。
代表的な生物として、毒蛇である「ハブ」が
挙げられます。
ハブは草村や岩陰に潜んでいることが多く、
屋久島の山道でも見かけられることが
ありますので、トレッキング中は足元に
注意しましょう。
長袖・長ズボンを着用し、ハブ避けの
スプレーなどで対策することが推奨されます。
また、強力な吸力を持つ「ヤマビル」も
トレッキング中に遭遇して吸われると
血が出る可能性があります。
ヤマビルは雨上がりや湿度が高い場所に潜んで、
人間や動物の血を吸います。
また、「スズメバチ」も秋の時期に
発生するため、香りの強い香水や
制汗剤の使用は避けて、スズメバチが寄り付かない
ように注意してください。
まとめ
屋久島は自然豊かな美しい島であり、
特に縄文杉トレッキングは一度は体験したい
人気の観光スポットです。
トレッキングを楽しむ際には、春と秋の気候が安定した
ベストシーズンを選び、事前に十分な準備をして
縄文杉トレッキングはハードな行程である為、
装備や食料、天候による対策が必須です。
また、島内には特有の危険生物も潜んでいるため、
自然を楽しむには安全又、十分に注意が必要です。
屋久島での観光は、レンタカーの有無により
自由度が変わりますが、ガイド付きツアーを
ご利用すると安心です。
島の豊かな自然と文化を満喫し、
思い出に残る旅を楽しんで下さい。
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